アスリートレポート

2015年9月20日

佐藤圭一、パラトラシーズンを締めくくるグランドファイナル13位!

9月18日(金)にシカゴで行われた、2015 ITUワールドトライアスロン・グランドファイナル。エイベックス・チャレンジド・アスリートの佐藤圭一選手がPT4クラスに出場し、タイム1時間05分35秒で13位に入りました。

エリート・パラトライアスロン世界選手権として開催されたグランドファイナルは、世界ランキング上位の選手がもれなく出場するレベルの高いレース。「スイムであえて無理をしない」レースプランを立てた佐藤選手は、スイムパートを18人中18位で終えます。そこから速さに定評のあるトランジションや、バイク、ランで順位を少しずつ上げると、ゴール直前で前の選手の姿をとらえ猛烈なラストスパート。惜しくもわずかに届きませんでしたが、今シーズン最終戦を13位で締めくくりました。

「ベストメンバーが揃ったレースで世界ランクより1つ順位を上げられた(スタート時点での世界ランキングは14位)。今シーズンのベストタイムに近いし、今の自分の持てる力は出し切ったと思う。結果には満足している」とレースを振り返った佐藤選手。「どのパートもトータルで力を上げていくのが来季の課題」と、気持ちは勝負の年となる2016年に向かっています。

夏と冬、両方の競技で世界と戦う佐藤選手には、これから冬季競技シーズンが待っています。トライアスロン、クロスカントリー、バイアスロンと3つのフィールドで活躍する佐藤選手へ、これからもご声援よろしくお願い致します!

※ページ最下部の、レース後インタビュー動画もご覧ください!

【記録】
スイム(0.75km):13分52秒
トランジション1:1分20秒
バイク(19.83km):31分04秒
トランジション2:38秒
ラン(5km):18分43秒
総合タイム:1時間05分35秒

【2015年レース結果】
9/15 ITUワールドトライアスロン・グランドファイナル・シカゴ 13位 1時間05分35秒
9/5 エドモントンITUワールド・パラトライアスロン・イベント 7位 1時間07分24秒
8/16 スービックベイASTCパラトライアスロン アジア選手権 1位 1時間07分20秒
8/1 リオデジャネイロITUワールド・パラトライアスロン・イベント 11位 1時間7分53秒
7/18 イゼーオ-フランチャコルタITUワールド・パラトライアスロン・イベント 7位 1時間12分16秒
6/7 ブザンソンITU ワールド・パラトライアスロン・イベント 5位 1時間06分53秒
5/30 ロンドンITU ワールド・パラトライアスロン・イベント 11位 1時間05分53秒
5/16 横浜ITU ワールド・パラトライアスロン・イベント 4位 1時間05分33秒
3/13 サンシャイン・コーストITU ワールド・パラトライアスロン・イベント 4位 1時間08分48秒

佐藤圭一、パラトラシーズンを締めくくるグランドファイナル13位!
レース前

佐藤圭一、パラトラシーズンを締めくくるグランドファイナル13位!
バイクからランへのトランジション

佐藤圭一、パラトラシーズンを締めくくるグランドファイナル13位!
最後の直線を全力で駆け抜ける

2015年9月13日

車いすフェンシング公開教室に安直樹が登場!

9月13日(日)、東京都北区の赤羽スポーツの森公園競技場で行われた「ROUTE2020トレセン通りPRイベント」に、エイベックス・チャレンジド・アスリートの安直樹選手が出演。トークショーに出演した他、車いすフェンシング公開教室にも登場し、会場に集まった人々に競技の魅力を伝えました。

トークショーではフェンシング日本代表選手と共に登壇。競技転向した自らの体験や、車いすフェンシングの魅力を聴衆へ伝えます。その後は車いすフェンシング公開教室として、実際にデモンストレーションを行いながら競技の説明を行いました。

安選手は17日からハンガリーで始まるIWAS車いすフェンシング世界選手権に出場。車いすフェンシングでは自身2度目となる世界の舞台へ向けて気合十分です。日本からの熱い声援をよろしくお願い致します!

車いすフェンシング公開教室に安直樹が登場!

車いすフェンシング公開教室に安直樹が登場!

2015年9月 9日

2015ジャパンパラ水泳に峰村パラスイムスクワッド4選手が出場!

東京辰巳国際水泳場にて9月5日(土)、6日(日)の2日間に渡って開催された、2015ジャパンパラ水泳競技大会。峰村パラスイムスクワッドのメンバー4名が出場し、力強い泳ぎを見せてくれました。

予選と決勝合わせて2日で計8度のレースに臨んだ選手もいたタフな大会でしたが、各選手は懸命な泳ぎで記録を狙いました。西田杏選手は100m平泳ぎで日本新記録を樹立する快挙を成し遂げています!

【記録】

・西田杏(S8/SB7/SM8)
50m自由形:37秒49 決勝3位
100m自由形:1分24秒00 決勝3位
100m背泳ぎ:1分43秒07 決勝1位
100m平泳ぎ:2分03秒89 決勝1位 ※予選タイム2分03秒44は日本新記録
2015ジャパンパラ水泳に峰村パラスイムスクワッド4選手が出場!

・小池さくら(S8/SB7/SM8)
100m自由形:1分30秒49 決勝4位
400m自由形:6分17秒04 決勝2位
100m背泳ぎ:1分55秒16 決勝3位
2015ジャパンパラ水泳に峰村パラスイムスクワッド4選手が出場!

・田中正幸(S6/SB6/SM6)
50mバタフライ:48秒54 決勝4位
100m平泳ぎ:2分21秒38 決勝5位
2015ジャパンパラ水泳に峰村パラスイムスクワッド4選手が出場!

・三井隆汰(S6/SB6/SM6)
100m自由形:1分46秒32 決勝4位
50mバタフライ:56秒06 決勝6位
100m平泳ぎ:2分40秒79 決勝6位
200m個人メドレー:4分32秒41 決勝1位
2015ジャパンパラ水泳に峰村パラスイムスクワッド4選手が出場!

2015年9月 3日

アスリート交差点:「楽しい」が原動力 「幅跳び」にも欲が出た(高桑早生 毎日新聞掲載コラム第2回)

毎日新聞 2015年8月25日掲載

アスリート交差点:「楽しい」が原動力 「幅跳び」にも欲が出た=パラリンピック陸上・高桑早生

 7月末にロンドンで国際パラリンピック委員会(IPC)陸上グランプリファイナルがあり、走り幅跳びで銅メダルを獲得しました。大きな国際大会でのメダルは初めてです。私の中で幅跳びは、100メートル、200メートルに次ぐ「3番目」の競技という位置づけ。短距離種目をやっていてスピードはついているので、踏み切りと勢いが良ければいい記録が出るとは思っていましたが、正直びっくりです。
 今回の大会を通じて、幅跳びでも「欲」が出てきました。記録は4メートル56でしたが、もう少しで銀メダルも取れたと思うので、「こうしておけば......」という反省もあります。目標が高くなるのは当然のことだと思うし、5メートルもいずれ到達できる現実的な数字になりました。走る方で活躍したいという気持ちは今も強いですが、幅跳びでも取り組み方に変化が起きました。
 グランプリファイナルの会場は、五輪スタジアム。足を運ぶのは、初出場した2012年パラリンピック以来でした。今回の大会でもたくさんのお客さんが来てくれて、当時をほうふつさせました。選手同士でも「パラリンピックを思い出すね」と会話を交わしていました。
 ロンドンに行って感じたのは、現地の人たちの五輪スタジアムに対する「思い」です。障害者アスリートのパフォーマンスを楽しみにしてくれているのと同時に、ロンドンの人たちはあのスタジアムに行きたいと思っている。当時の雰囲気をうまく引き継いでいて、みんな楽しそうにしていて。「これがレガシー(遺産)なのかな」と感じました。日本でも20年東京五輪・パラリンピックが終わった後も多くの人が「行きたいな」と思える競技場ができてほしいですね。
 来年9月のリオデジャネイロ・パラリンピックまで1年近くになりました。あと1年で何ができるかがすべてだと思っています。私には残りの時間で経験をさらに積み重ねることができるという手応えがあります。そして、ロンドンの頃の新鮮な気持ち、挑戦者精神を忘れずにいたいと思っています。もしかしたら、リオが私にとって本当のパラリンピックになるのかもしれません。
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 ■人物略歴
 ◇たかくわ・さき
 埼玉県熊谷市出身。小学6年で骨肉腫を発症し、中学1年で左脚膝下を切断した。初出場した2012年ロンドン・パラリンピックで陸上100メートル、200メートルともに7位。エイベックス所属。23歳。

2015年9月 3日

アスリート交差点:「楽しい」が原動力 走る面白さ知ってほしい(高桑早生 毎日新聞掲載コラム第1回)

毎日新聞 2015年6月18日掲載

アスリート交差点:「楽しい」が原動力 走る面白さ知ってほしい=パラリンピック陸上・高桑早生

 来年のリオデジャネイロ・パラリンピック出場を目指して、4月に新社会人になりました。現在は会社の広報課に配属され、競技に集中できる環境も整えてもらいました。大学では4年間、同じリズムで練習をしてきて、環境が変化することになりましたが「仕事は仕事、競技は競技」と切り替えるよう心がけています。仕事を覚えることに必死ですが、新たな刺激も入ってきて世界が広がったように感じます。
 私がこうしてメディアにできるだけ出ようと思うのは、障害者陸上の存在を多くの人に知ってほしいから。特に障害を持つ子供たちには、私の姿を見て「こういう世界があるんだ」と興味を持ってもらいたいです。本格的に競技を始めたのは高校に進学してからですが、「面白そう」と思ったのがきっかけでした。一つのスポーツをずっとやり続けるのは大変なことだけれど、始めることに難しさを感じる必要はない。少しでも「楽しいな」と思えば先に進んでみればいいのです。
 メディアに出る機会が増えることで期待も大きくなるとは思います。それに無理なく応えられるようにしたいです。初出場した2012年ロンドン・パラリンピックを振り返ると、当時の私としては最大限の力を発揮できましたが、ただ一生懸命走っていただけでした。リオに向け、今はどんな練習の時でも「100メートルを走る時にはどうするか」「200メートルの時にはどうか」と、技術的な面を考えるようになりました。
 現在の具体的な目標は、100メートルを13秒5で走ること。これは自己ベスト(日本記録の13秒69)を更新することでもあり、絶対今年中に達成しないといけないラインだと思っています。歩数を多くするピッチ走法と、歩幅を大きくするストライド走法。相反する動きですが、二つのバランスを取ることが最大の課題です。
 「自己ベストを出さなきゃ」というよりも、「出せる」。心の底から良いタイムを残したいと思っているし、自信もあるので重圧には感じていません。13秒5を記録すれば、もう一段階上に行けると信じています。
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 ■人物略歴
 ◇たかくわ・さき
 埼玉県熊谷市出身。小学6年で骨肉腫を発症し、中学1年で左脚膝下を切断した。東京成徳大深谷高で本格的に陸上を始めて、慶大2年で初出場した2012年ロンドン・パラリンピックで陸上女子100メートル、200メートルともに7位。4月からエイベックス所属。23歳。

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