アスリートレポート

2016年1月25日

峰村パラスイムスクワッド、オーストラリア遠征で好タイム連発!

1月22日(金)から3日間、オーストラリアのメルボルンで開催されたビクトリアオープンに、峰村パラスイムスクワッドの西田杏選手、小池さくら選手が出場。季節の逆転する南半球へのタフな遠征にも関わらず、自己ベスト連発の好成績を残しました。

一般の州大会に、別け隔てなくパラ選手が参加する今大会。地元水泳クラブのメンバーで埋め尽くされた観客席から熱い声援が飛ぶ中での競技となりました。両選手とも4種目ずつエントリーし、西田選手は2種目、小池選手は全4種目で自己ベストを更新!オーストラリアの地にしっかりと足跡を残してきました。

西田選手、小池選手が次の目標とするのは、3月6日(日)に静岡県富士水泳場で開催される、平成27年度春季静岡水泳記録会兼リオ・デ・ジャネイロパラリンピック派遣選手選考会。峰村パラスイムスクワッドの各選手に、引き続きのご声援をよろしくお願い致します!

【記録】
・西田杏(S8/SB7/SM8)
100mバタフライ:1分24秒54 ※自己ベスト
100m平泳ぎ:2分03秒77
200m個人メドレー:3分33秒96 ※自己ベスト100m自由形:1分24秒21

・小池さくら(S7/SB6/SM7)
50m平泳ぎ:1分00秒30 ※自己ベスト
400m自由形:6分06秒52 ※自己ベスト
200m個人メドレー:3分52秒77 ※自己ベスト
100m自由形:1分26秒66 ※自己ベスト

峰村パラスイムスクワッド、オーストラリア遠征で好タイム連発!
会場は屋根付きの屋外プール

峰村パラスイムスクワッド、オーストラリア遠征で好タイム連発!
後列左から西田杏選手、峰村史世コーチ。前列は小池さくら選手。

2016年1月18日

上地結衣、2016年初戦で単複準優勝!

1月12日(火)から16日(土)まで、シドニーオリンピックパークをメイン会場として開催された、2016Apia国際シドニー車いすテニスオープン。エイベックス・チャレンジド・アスリートの上地結衣選手が出場し、シングルス・ダブルスで準優勝を果たしました。

車いすテニスツアーの中では、グランドスラムに次ぐグレードのスーパーシリーズ(SS)の今大会。選手の顔ぶれは2週間後の全豪オープンとほぼ変わらないレベルの高いトーナメントとなりました。第2シードとして出場したシングルスでは、初戦から6-1 6-2、6-2 6-3、6-3 6-1とストレートでの快勝が続きましたが、決勝戦では第1シードのオランダ人選手にフルセットの末に敗れます(3-6 6-2 4-6)。

ダブルスは第4シードで出場。猛暑と雨により試合進行が滞り、連日深夜までプレーする過酷な状況下で、逆転フルセット(5-7 6-3 7-5)で準決勝を制し決勝へ進出します。決勝は2-6 4-6と敗れ、2016年最初のタイトル獲得は叶いませんでした。

初戦を終えた上地選手は、全豪オープン開催地であるメルボルンに移動。18日(月)から調整を兼ねて大会に参加し、27日(水)から始まるグランドスラムへ備えます。2016年さらなる飛躍を目指す上地選手に、変わらぬご声援をよろしくお願い致します!

上地結衣、2016年初戦で単複準優勝!
気温が39度まで上がることもあった日中の試合にて

上地結衣、2016年初戦で単複準優勝!
夜間は気温こそ下がるが、雨天中断による長い待ち時間があり、決して簡単なトーナメントではなかった

2016年1月 6日

アスリート交差点:「楽しい」が原動力 原点に戻り走り込む(高桑早生 毎日新聞掲載コラム第4回)

毎日新聞 2015年12月25日掲載

アスリート交差点:「楽しい」が原動力 原点に戻り走り込む=パラリンピック陸上・高桑早生

 ドーハで10月に行われた国際パラリンピック委員会(IPC)世界選手権では、走り幅跳びで銅メダルを獲得しました。目標としていた5メートル台(5メートル09)の記録を出し、跳躍競技ではこれまで漠然としていた好成績への思いが「メダルを取りに行こうと思えば取れる」と、輪郭がはっきりしてきたように感じています。一方で、100メートル、200メートルの短距離種目では決勝に進めませんでした。この冬の取り組み方に対する意識の変化を与えた大会でもありました。
 走り幅跳びにも課題はまだあります。踏み切るときは義足である左を使うのですが、その後の滞空時間が短いということです。長く跳ぶためには、反対側の右の健足(義足をつけていない方の足)を振り上げる必要があります。そうすることによって、斜め上に飛び出すようなイメージになる。この感覚をつかむためには、何度も踏み切りの練習をして体に覚え込ませる必要があります。
 改善点がありながら幅跳びに手応えをつかんではいますが、私のアイデンティティーは走ることにありますし、それは変わりません。短距離に次ぐ位置づけだった幅跳びの記録が伸びているのは、自然な流れ。競技に相関性はありますが、取り組み方の時間軸が違う。そう考えると、幅跳びもいつか記録が伸びなくなる時期が来ます。ジャンパーに転向しようという考えにならないのは、幅跳びがうまくいったことによって、短距離に対するこだわりが増したからでもあります。
 この冬はもう一度、自分の原点に立ち返ることにしました。やはり、いっぱい走り込むことに尽きます。リオデジャネイロ・パラリンピックは来年。持ち味である力強い走りをもっときめ細かく磨いていく必要があるのかもしれませんが、基礎の部分を高めていくと考えれば不安はありません。
 結果を残しても、悩みが残る。そういう意味では競技者としてレベルアップしたのかなとも感じます。コラムのタイトルにあるように「楽しい」から競技をする気持ちに変わりはありませんが、ようやく自分の立ち位置が理解できた。リオを前に、非常に大切なことに気づいたように思います。
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 ■人物略歴
 ◇たかくわ・さき
 埼玉県熊谷市出身。小学6年で骨肉腫を発症し、中学1年で左脚膝下を切断した。初出場した2012年ロンドン・パラリンピックで陸上100メートル、200メートルともに7位。エイベックス所属。23歳。

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