アスリートレポート

2014年2月10日

「クロカン王子」佐藤圭一、ソチへの挑戦

2月8日、9日に旭川で開催された2014ジャパンパラクロスカントリースキー競技大会。会場となった旭川市富沢クロスカントリー コースで注目を集めるソチ出場選手の中で、一際目立っていたのが佐藤選手です。派手な色のウェアやネックウォーマーを華麗 に着こなすその姿は、まさに「クロカン王子」の名にふさわしいものでした。

右手を負傷し、ストックを持てない状態でのレースとなった今大会でしたが、クラシック10km、0.8kmスプリント共に2位でゴー ル。レース後には「下半身だけでこれだけ滑ることができたので、上半身との連動が課題だとはっきり分かった」と、あと1ヶ月 に迫ったソチへ向けての最終調整に意気込みを見せました

10日には、第16回全日本障害者クロスカントリー競技大会のバイアスロン(5km、射撃1回)に出場。右手がいつものように使えないため銃身を固定できない上に、普段の人差し指ではなく中指でトリガーを引きます。「リズムとタイミングがうまく合わな かった」という射撃は5発中2発をミス。「ソチでは(決してベストコンディション)でできない中でも、パーフェクトな射撃ができるように」大会前最後の合宿に臨みたいと語りました。

何度も「自分のベストを尽くすだけ」と力強く話した佐藤選手。ソチの舞台で輝くクロカン王子の姿、楽しみにしています!

「クロカン王子」佐藤圭一、ソチへの挑戦

2014年1月26日

グランドスラム初制覇!2014年を大きな一歩でスタートした上地結衣

メルボルン・パーク、2014年1月24日。ラッキーカラーの青に包まれたコートで喜びを爆発させた上地選手は、パートナーのジョーダン・ワイリー選手(イギリス)と固く抱き合います。2014全豪OPダブルス優勝を勝ち取った瞬間のことでした。2013ITF車いすテニスマスターズでタイトルを獲得したこのペアにとって、2014年を最高の形でスタートする大きな一歩となった勝利となりました。

上地選手にとって、2013年は飛躍の年でした。4月に地元兵庫県開催のダンロップ神戸オープン(ITF3 ※)のシングルス5連覇を果たすと、6月にはジャパンオープン(SS)を初制覇。7月の全英オープン(GS)、9月の全米オープン(GS)とダブルス準優勝の成績を残します。そして11月、マスターズでシングルス・ダブルスの完全制覇を成し遂げ、年初11位だったITFランキングを3位として1年を締めくくりました。

2014全豪OPではシングルスでも決勝戦に進出。フルセットの熱戦の末に、ザビーネ・エラブロック選手(ドイツ)に惜しくも敗れましたが見事な準優勝に輝きます。この結果ランキングは1つ上がって2位に。世界の頂点まで、残る階段は1段のみです。

次のグランドスラムは、4大大会の中で最も好きだと言う全仏オープン(6月6日~8日)。その直前にオランダで開催される2014BNP Paribasワールドチームカップ(5月26日~6月1日)の日本代表選手にも選出されています。2014年も上地選手の世界での活躍から目が離せません!

グランドスラム初制覇!2014年を大きな一歩でスタートした上地結衣

※:ITF(国際テニス連盟)の車いすトーナメントは、GS(グランドスラム)を頂点にSS(スーパーシリーズ)、ITF1~3、フューチャーズにグレード分けされています。加えて、ITFランキング上位者により争われるMS(マスターズシリーズ)があります。

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