アスリートレポート

2016年2月 1日

上地結衣、全豪オープンでダブルス3連覇!

1月27日(水)から30日(土)まで、メルボルンで開催された全豪オープン2016。今年最初のグランドスラムに臨んだ上地結衣選手は、ダブルスで優勝し3連覇の偉業を成し遂げました。

「自分自身の調子があまり良くなかった」と大会後に振り返った上地選手。シングルスでは、初戦をフルセットの末に制しますが(6-0、4-6、6-2)、準決勝で接戦を演じるもストレート負け(5-7、5-7)を喫してしまいます。

新たなペアであるオランダのMarjolein Buis(マリヨレン・バウス)選手と組んだダブルスでは、苦しみながらも初戦を突破(6-4、7-5)。決勝戦ではペアとの息もぴったりと合い、6-2、6-2のストレートで快勝し、3年連続となるオーストラリアでのグランドスラムタイトルを獲得しました。

表彰式では、大会初日から声援を送って下さった日本のファンの方から拍手喝采を受けた上地選手。現地で観戦された方、日本から応援してくださった方へ「みなさんのおかげで後押しをしてもらい、常に気持ちを強く持っていくことが出来ています。引き続き応援宜しくお願いいたします!」と感謝の言葉を述べ、帰国の途に就きました。

上地結衣、全豪オープンでダブルス3連覇!
決して本調子では無かったが、ボールを確実に拾う粘りのプレーで勝機を得た

上地結衣、全豪オープンでダブルス3連覇!
Marjolein Buis選手とトロフィーを掲げる

2016年1月25日

峰村パラスイムスクワッド、オーストラリア遠征で好タイム連発!

1月22日(金)から3日間、オーストラリアのメルボルンで開催されたビクトリアオープンに、峰村パラスイムスクワッドの西田杏選手、小池さくら選手が出場。季節の逆転する南半球へのタフな遠征にも関わらず、自己ベスト連発の好成績を残しました。

一般の州大会に、別け隔てなくパラ選手が参加する今大会。地元水泳クラブのメンバーで埋め尽くされた観客席から熱い声援が飛ぶ中での競技となりました。両選手とも4種目ずつエントリーし、西田選手は2種目、小池選手は全4種目で自己ベストを更新!オーストラリアの地にしっかりと足跡を残してきました。

西田選手、小池選手が次の目標とするのは、3月6日(日)に静岡県富士水泳場で開催される、平成27年度春季静岡水泳記録会兼リオ・デ・ジャネイロパラリンピック派遣選手選考会。峰村パラスイムスクワッドの各選手に、引き続きのご声援をよろしくお願い致します!

【記録】
・西田杏(S8/SB7/SM8)
100mバタフライ:1分24秒54 ※自己ベスト
100m平泳ぎ:2分03秒77
200m個人メドレー:3分33秒96 ※自己ベスト100m自由形:1分24秒21

・小池さくら(S7/SB6/SM7)
50m平泳ぎ:1分00秒30 ※自己ベスト
400m自由形:6分06秒52 ※自己ベスト
200m個人メドレー:3分52秒77 ※自己ベスト
100m自由形:1分26秒66 ※自己ベスト

峰村パラスイムスクワッド、オーストラリア遠征で好タイム連発!
会場は屋根付きの屋外プール

峰村パラスイムスクワッド、オーストラリア遠征で好タイム連発!
後列左から西田杏選手、峰村史世コーチ。前列は小池さくら選手。

2016年1月18日

上地結衣、2016年初戦で単複準優勝!

1月12日(火)から16日(土)まで、シドニーオリンピックパークをメイン会場として開催された、2016Apia国際シドニー車いすテニスオープン。エイベックス・チャレンジド・アスリートの上地結衣選手が出場し、シングルス・ダブルスで準優勝を果たしました。

車いすテニスツアーの中では、グランドスラムに次ぐグレードのスーパーシリーズ(SS)の今大会。選手の顔ぶれは2週間後の全豪オープンとほぼ変わらないレベルの高いトーナメントとなりました。第2シードとして出場したシングルスでは、初戦から6-1 6-2、6-2 6-3、6-3 6-1とストレートでの快勝が続きましたが、決勝戦では第1シードのオランダ人選手にフルセットの末に敗れます(3-6 6-2 4-6)。

ダブルスは第4シードで出場。猛暑と雨により試合進行が滞り、連日深夜までプレーする過酷な状況下で、逆転フルセット(5-7 6-3 7-5)で準決勝を制し決勝へ進出します。決勝は2-6 4-6と敗れ、2016年最初のタイトル獲得は叶いませんでした。

初戦を終えた上地選手は、全豪オープン開催地であるメルボルンに移動。18日(月)から調整を兼ねて大会に参加し、27日(水)から始まるグランドスラムへ備えます。2016年さらなる飛躍を目指す上地選手に、変わらぬご声援をよろしくお願い致します!

上地結衣、2016年初戦で単複準優勝!
気温が39度まで上がることもあった日中の試合にて

上地結衣、2016年初戦で単複準優勝!
夜間は気温こそ下がるが、雨天中断による長い待ち時間があり、決して簡単なトーナメントではなかった

2016年1月 6日

アスリート交差点:「楽しい」が原動力 原点に戻り走り込む(高桑早生 毎日新聞掲載コラム第4回)

毎日新聞 2015年12月25日掲載

アスリート交差点:「楽しい」が原動力 原点に戻り走り込む=パラリンピック陸上・高桑早生

 ドーハで10月に行われた国際パラリンピック委員会(IPC)世界選手権では、走り幅跳びで銅メダルを獲得しました。目標としていた5メートル台(5メートル09)の記録を出し、跳躍競技ではこれまで漠然としていた好成績への思いが「メダルを取りに行こうと思えば取れる」と、輪郭がはっきりしてきたように感じています。一方で、100メートル、200メートルの短距離種目では決勝に進めませんでした。この冬の取り組み方に対する意識の変化を与えた大会でもありました。
 走り幅跳びにも課題はまだあります。踏み切るときは義足である左を使うのですが、その後の滞空時間が短いということです。長く跳ぶためには、反対側の右の健足(義足をつけていない方の足)を振り上げる必要があります。そうすることによって、斜め上に飛び出すようなイメージになる。この感覚をつかむためには、何度も踏み切りの練習をして体に覚え込ませる必要があります。
 改善点がありながら幅跳びに手応えをつかんではいますが、私のアイデンティティーは走ることにありますし、それは変わりません。短距離に次ぐ位置づけだった幅跳びの記録が伸びているのは、自然な流れ。競技に相関性はありますが、取り組み方の時間軸が違う。そう考えると、幅跳びもいつか記録が伸びなくなる時期が来ます。ジャンパーに転向しようという考えにならないのは、幅跳びがうまくいったことによって、短距離に対するこだわりが増したからでもあります。
 この冬はもう一度、自分の原点に立ち返ることにしました。やはり、いっぱい走り込むことに尽きます。リオデジャネイロ・パラリンピックは来年。持ち味である力強い走りをもっときめ細かく磨いていく必要があるのかもしれませんが、基礎の部分を高めていくと考えれば不安はありません。
 結果を残しても、悩みが残る。そういう意味では競技者としてレベルアップしたのかなとも感じます。コラムのタイトルにあるように「楽しい」から競技をする気持ちに変わりはありませんが、ようやく自分の立ち位置が理解できた。リオを前に、非常に大切なことに気づいたように思います。
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 ■人物略歴
 ◇たかくわ・さき
 埼玉県熊谷市出身。小学6年で骨肉腫を発症し、中学1年で左脚膝下を切断した。初出場した2012年ロンドン・パラリンピックで陸上100メートル、200メートルともに7位。エイベックス所属。23歳。

2015年11月24日

正木健人、半谷静香が柔道日本一!

11月22日(日)に柔道の聖地・講道館で開催された第30回記念全日本視覚障害者柔道大会に、エイベックス・チャレンジド・アスリートの正木健人、半谷静香の両選手が出場。それぞれの階級で日本一に輝きました。

男子100kg超級の正木健人選手は国内に相手がおらず不戦勝で優勝。女子48kg級の半谷選手も同階級のエントリーが他に無かったため自動的に優勝となりましたが、1つ上の52kg級選手とのオープン戦に臨み、得意の一本背負いからポイントを取って勝利を飾りました。

国内ではなかなか実戦の機会が無い2人ですが、日々真剣に稽古に取り組んでいます。主戦場は世界の舞台!2人の柔道家へ、これからもご声援よろしくお願い致します!

正木健人、半谷静香が柔道日本一!
52kg級選手とのオープン戦に臨んだ半谷選手

正木健人、半谷静香が柔道日本一!
エイベックスの柔道コンビへ、ご声援をよろしくお願い致します!

2015年11月16日

上地結衣、前人未到のJWTAマスターズ8連覇!

11月13日(金)から15日(日)まで千葉県柏市の吉田記念テニス研修センターで開催された、第25回NEC全日本選抜車いすテニス選手権大会(通称:JWTAマスターズ)。エイベックス・チャレンジド・アスリートの上地結衣選手が、5試合でわずか2ゲームしか落とさない圧倒的な力で、14歳で初優勝してから8連覇という偉業を達成しました。

予選リーグ3試合をパーフェクトな3連勝で終えた上地選手。準決勝も6-0、6-0のストレートで完勝し、決勝戦へと駒を進めます。決勝戦では第1セットで今大会初めてゲームを落としますが、徐々に調子を上げ、終わってみれば6-2、6-0の快勝でタイトルを獲得しました。

今年の国内大会を優勝で締めくくった上地選手は、12月上旬にロンドンで開催されるシングルスマスターズに出場予定。今度は世界のシングルス頂点を目指してのプレーとなります。世界一の称号をかけて戦う上地選手に、引き続きのご声援をよろしくお願い致します!

上地結衣、前人未到のJWTAマスターズ8連覇!
世界レベルのプレーで観客を魅了した

上地結衣、前人未到のJWTAマスターズ8連覇!
前人未到の8連覇。この勢いはどこまで続くのか

2015年11月10日

峰村パラスイムスクワッド、フリーリレーで銀メダル!

11月7日(土)、8日(日)の2日間に渡り宮城県総合運動公園総合プールで開催された、第32回日本身体障がい者水泳選手権大会。エイベックス・チャレンジド・アスリートからは、峰村パラスイムスクワッドの4選手が出場し2つの日本新を記録した他、チームリレーでは見事銀メダルを獲得しました。

西田杏選手が50m平泳ぎで、小池さくら選手が200m自由形でそれぞれ日本新記録の快挙を達成。最終種目の混合200mフリーリレーでは、ラスト5mで逆転して2位の座を勝ち取りました。各選手の成長だけでなく、チームとしての一体感も目立った大会でした。

【記録】
・西田杏(S8/SB7/SM8)
100m平泳ぎ:2分03秒96 決勝1位 ※大会新記録
100mバタフライ:1分29秒21 決勝1位 ※大会新記録
50m平泳ぎ:56秒45 決勝1位 ※日本新記録
峰村パラスイムスクワッド、フリーリレーで銀メダル!

・小池さくら(S7/SB6/SM7)
400m自由形:6分14秒78 決勝2位
200m自由形:3分05秒09 決勝1位 ※日本新記録
50m自由形:40秒68 決勝2位 ※大会新記録
峰村パラスイムスクワッド、フリーリレーで銀メダル!

・田中正幸(S6/SB6/SM6)
50mバタフライ:47秒40 決勝4位
100m背泳ぎ:2分14秒18 決勝4位
峰村パラスイムスクワッド、フリーリレーで銀メダル!

・三井隆汰(S6/SB6/SM6)
50mバタフライ:51秒59 決勝5位
50m平泳ぎ:1分07秒13 決勝5位
峰村パラスイムスクワッド、フリーリレーで銀メダル!

・チームリレー
混合200mメドレーリレー(28p):決勝失格(予選タイム3分35秒30)
混合200mフリーリレー(28p):2分50秒00 決勝2位(予選タイム2分52秒29)

2015年10月25日

アスリート交差点:「楽しい」が原動力 舞台は海外、経験値上げ(高桑早生 毎日新聞掲載コラム第3回)

毎日新聞 2015年10月23日掲載

アスリート交差点:「楽しい」が原動力 舞台は海外、経験値上げ=パラリンピック陸上・高桑早生

 22日からドーハで行われている国際パラリンピック委員会(IPC)世界選手権に出場しています。100メートル▽200メートル▽走り幅跳び――が出場種目ですが、自分の記録や世界ランキングが上がるにつれてメダルという目標がはっきりしたものになっている気がしています。
 世界選手権を前に、スタートに関しては以前にも増して意識を向けるようになりました。私自身、短距離の中で一番難しい動きはスタートだと感じていて、こだわって練習していた時期もあります。言葉にするのは難しいのですが、義足の選手は利き足に関係なく、大体義足を後ろにして、健足(義足をつけていない方の足)を前にします。義足が後ろだとセットしやすく、スタートブロックも確実に蹴ることができます。「スタートが遅い」と言われる義足の選手が早く飛び出すことができれば有利――。初めは単純な考えで強化を始め、初出場した2012年ロンドン・パラリンピック前から取り組み始めました。
 結果としてスタートに関しては自信を持ちましたが、今度は「加速」に重点的に取り組むようになると、走り出しの動きがおろそかになってしまいました。効果的に加速するためにも、まずスタートの動きが重要。ブロックを蹴る動きがうまくいっていなかったことに気づき、今夏からもう一度「原点」に立ち返っています。
 グランプリファイナルがあった7月のロンドン、今回のドーハと国際大会が続いています。本格的に海外のレースに出るようになったのは大学生になってからですが、記録の伸びに比例して出場機会も増えています。海外の選手も私の顔を覚えてくれるようになって、会話も少しずつできるようになりました。身ぶり手ぶりを使い、その場の乗りで英語を話す感じではありますが。
 ロンドンのレースでは、ほぼ同年代のオランダ選手が調子が悪そうだと感じて勇気を出して話しかけてみたら、「ケガをした。あなたも気をつけてね」と声をかけられました。部活で同学年の子としていたような会話ができたのはすごく大きなことで、海外の選手の動きが「いつもと違う」と感じることができたのも、経験値が上がった証拠かなと感じています。
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 ■人物略歴
 ◇たかくわ・さき
 埼玉県熊谷市出身。小学6年で骨肉腫を発症し、中学1年で左脚膝下を切断した。初出場した2012年ロンドン・パラリンピックで陸上100メートル、200メートルともに7位。エイベックス所属。23歳。

2015年10月16日

上村知佳、アジアオセアニア大会で無念の3位

10月10日(土)から17日(土)に渡って千葉ポートアリーナで開催された「三菱電機2015IWBFアジアオセアニアチャンピオンシップ」。エイベックス・チャレンジド・アスリートの上村知佳選手が日本代表の一員として熱いプレーを披露しました。

日本代表の要として、精神的支柱の役割も果たす上村選手。リーグ戦最初の2試合こそベンチスタートでしたが、残りの試合は全てスタメンで出場。実力で上回る相手に対しリング下で奮闘しますが、残念ながら準決勝敗退という結果に終わりました。

連日試合が行われた今大会は、平日でも多くの観客が日本代表へ声援を送り続けてくださいました。応援ありがとうございました!

【上村選手出場記録】
・リーグ戦
10日(土)日本 42-53 オーストラリア 出場時間17分35秒、得点4、リバウンド4
11日(日)日本 37-48 中国 出場時間13分15秒、得点0、リバウンド1
13日(火)日本 47-61 オーストラリア 出場時間19分45秒、得点2、リバウンド4、先発
14日(水)日本 38-59 中国 出場時間14分50秒、得点2、リバウンド5、先発
・準決勝
15日(木)日本 49-69 オーストラリア  出場時間11分59秒、得点2、リバウンド1、先発

2015年10月11日

高桑早生、トークショー&ふれあい短距離走教室に出演!

エイベックス・チャレンジド・アスリートの高桑早生選手が、10月11日(日)に東京お台場のパナソニックセンター東京で開催された『第8回パナソニックセンター東京福祉イベント 2020年へ向かって「レッツ・チャレンジ!」~障がいがあっても、ぼくらの未来は無限大∞~ トークショー&ふれあい短距離走教室』に出演。親子連れを中心とした約70人の参加者と、約2時間に渡るふれあいの時間を楽しみました。

第1部のトークショーでは、義足を使うようになった経緯や陸上を始めたきっかけ、競技にまつわるエピソードなどを披露。自らの体験を基に「夢を持つことはもちろん大事だが、夢が目標に変わる瞬間がより大切」と、目標設定の重要さを伝えました。

第2部はふれあい短距離教室。まず全員で輪になってゲームを行い緊張をほぐすと、両腕を大きく回しながらのスキップなど、自らが試合前に行うこともある動きを実際に体験してもらいます。走るという動作には、全身の様々な筋肉が関係していることを伝えると、感心した表情を見せる参加者の姿もありました。

イベントの最後に行われた記念撮影では長蛇の列ができる人気を見せた高桑選手。競技者としての彼女には、IPC陸上世界選手権(10月22日(木)から31日(土)までカタールのドーハで開催)という大きな挑戦が待ち受けています。様々なシーンで活躍する高桑選手へ、熱いご声援をよろしくお願い致します!

高桑早生、トークショー&ふれあい短距離走教室に出演!
第1部はステージから参加者に語りかけた

高桑早生、トークショー&ふれあい短距離走教室に出演!
生活用義足から競技用義足へ付け替える場面も

高桑早生、トークショー&ふれあい短距離走教室に出演!
第2部では参加者と一緒に体を動かす

高桑早生、トークショー&ふれあい短距離走教室に出演!
リレーにチャレンジする参加者を見守る高桑選手

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