あの輝きと、さらなる栄光に向かって
(ボッチャ元日本代表 藤井選手の個人合宿にて)

2018.08.02
酷暑が一息ついた(といっても35度前後までは上がった)7月の下旬、 富山県出身のそのアスリートは、都内の大手車販売店の展示スペース に敷かれたホワイトラインの中で、指摘のあった投球姿勢を念入りに 確認していた。

2012年ロンドンパラリンピックでは、憧れの選手との直接対決に第3 セットまでリードしながらも最後に逆転負けとなり最終順位は12位だ ったものの、気持ち的には満足感もあった。 大会後は費用の問題もあり一旦は引退をしていたが、友人に2020東京 大会への観戦を誘ったところ「見に行くのではなく、出るだろ!」と 激励され、先ずは2020出場に大きく関わることとなるリオへの出場を 果たすべき現場復帰を果たした。

彼女の両手両足は幼いころの疾病が原因で思い通りに動かすことが難 しい。 それでも車いすに乗りながら、その右手でジャックボールへのアプロ ーチを繰り返す、彼女はボッチャのアスリートなのだ。 2017年の選手権での予選落ちが、自分自身を振り返るきっかけとなり、 技術力の低下を痛感した彼女は会社も退職し、競技に集中した環境の 元毎日をボッチャに捧げている。
そして、現在のボッチャアスリート達の絶対的存在でもある指導者、 地元のクリニック、店舗だけでなくスタッフも一緒になって応援して くれる懐の深い都内の車販売店、後援会をマネジメントする家族とい ったサポーターがほぼ”自力”で彼女の活動を支援している。 (本来ここに大きく関わる義務と責任がある「誰か」がいるはずなの だが、コマーシャリズムと自己顕示、自分の考えに合わない者を排他 するといった暴君とその取り巻きならば必要ないし、むしろボッチャ 発展にとって害でしかない。)

2020年の真夏の東京で、藤井友里子選手が最高の輝きを放つことを 期待せずには居られない。

SHARE!

BACK

Follow us